GMO WP Cloudサーバーはどれほど早いのか実際に自分のサイトを使ってテストしてみた。比較するサーバーはエックスサーバーのX10プラン。
スピードテストには「GTmetrix」を使用。海外製だが人気のスピードテストツールだ。
結論から言うとGMO WP Cloudの方が早かったので、まあ良い結果となったが、そのテストの最中にGMO WP Cloudの問題点も発見したのでそれも述べたいと思う。
スピードテストの結果
まずは測定結果から。左が元々のエックスサーバーで、右がGMO WP Cloudだ。
GMO WP Cloudの方がpageSpeed B(80%)と早いことは一目瞭然である。
それぞれを拡大して表示したものがこちら。
エックスサーバー「X10」
GMO WP Cloud
どちらもデータベースの内容などを同じにしてSafariで計測したものだ。
GMO WP Cloudの方が早いようで、「あなたのWordPressサイトは快適ですか?」と強気なコピーなのも伺える。
ゴリゴリカスタマイズしたい人には不十分?
ただし、今回同じ条件のサイトを構築するにあたって、GMO WP Cloudの注意すべき点もわかった。それは、/wp-content以外のディレクトリ及びファイルは削除も上書きも出来ないということだ。
セキュリティを自動化している分しかたのない部分でがあるが、サイト移行時にURLなどの書き換えでコアファイル内をいじいじすることが出来ないのは少し不便に感じた。
ちなみにサポートにも問い合わせてみたが、一時的にコアファイルをいじるように設定することも不可のようだった。
- でも、現在夜中の0:00だがこの時間にサポートの担当者が電話に出るとい24時間サポートのサービスは本当のようだ。これはすごい。※ただし15分くらいかかった。
ただし、これはかなりカスタマイズに慣れた人がすることなので、テーマのカスタマイズ程度しかしないのであれば問題ない。
以前の記事でGMO WP Cloudについていいところをレビューしたが、その部分は本当に悪くない。
セキュリティ面を自動化するという部分が本格的な開発者にとっては面倒な部分である。
総評
今回のスピードテストで、その速度が本物だということはわかった。とにかくスピード重視でサーバーが落ちないようにしたいという方にとっては十分なスペックをもったサーバーであることは間違いない。上で述べた注意点を気にしないという方なら選択肢の一つとして考えられるのではないだろうか。ちなみに10日間のお試し期間があるので、気になる方は自身のサイトでも試してみてはいかがだろうか。
上記の制限はちょっと嫌だなと思われる方はエックスサーバー をおすすめする。